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織物素材の基礎知識 洋服に使われる素材・織物の種類などを勉強しましょう!
絹

絹

産地

ロシア、中国、日本、インドなど

特徴

絹の美しさは昔から洋の東西を問わず大変珍重されてきました。神秘的な光沢、他を寄せつけないしなやかさが、 繊維の女王としての名を欲しいままにしてきました。
絹は大別して家蚕絹と野蚕絹とがあり、量的に多いのは家蚕絹で、 ふつう絹という場合は家蚕絹を指しています。
数個の繭から同時に数本の繭糸を引き出して引き揃え、一本の生糸に巻取ります。
絹は美しいだけでなく様々な特性をもっています。
まず風合いが良く、弾力性もあるのでしわがよりにくく、手触りも柔らかです。
また非常に細かい繊維なのですが、強靱で吸湿性もよく 湿った空気の中でもさらっとした感触があり爽やかです。
しかし、しわになりやすく、アルカリに弱いなどの欠点があり、取扱いには注意が必要です。

製法

絹の原料は、蚕(カイコ)の繭(マユ)。 繭は、桑の葉を食べて成長した蚕がサナギとなって休眠するために糸を吐いて作った巣。 繭のまわりの短繊維および屑繭からとる絹繊維は絹紡績の原料となります。1個の繭は1本の糸でできており、その長さは1,000~1,500mにもなります。

特性

絹は三角断面形状になっており、この三角断面がプリズム効果となって光沢を放つ。

しなやかでドレープ性が高い。

軽く、あたたかい。フィブリルとフィブリルの間に空間があり、それが保温効果をもたらし、繊維重量を軽くしている。

タンパク質で組成されている。染まりやすい。反面、虫害を受けやすく、酸やアルカリに弱い、熱に弱いなどの欠点もある。

吸湿・発散性にすぐれている。

擦れやすく、毛羽立ちやすい。白っぽく見える。

水ジミになりやすい。

目寄れしやすい。

絹製品の取り扱いについて

汗や雨は禁物。
絹は汗や雨等の水に弱く、とくに色鮮やかなものほど色落ちしやすく、シミになりやすい。
[対応策]
 ・汗の多い人は、汗取りパットなどをつける。
 ・雨の日の着用は避ける。

必ずクリーニングに出す。
きわめてデリケートな素材であるため、クリーニングも無理が効かない。汚れやシミはなるべく早めに。
[対応策]
 ・なるべく汚さないようにする。
 ・信頼のおけるクリーニング店に相談する。

直射日光を避ける。
絹は、紫外線(太陽光や蛍光灯)にきわめて弱く、色が褪せやすいため、直射日光は避ける。
[対応策]
 ・保管は風乾後、洋服ダンスに。
 ・窓辺や蛍光灯の下には絶対置かない。

湿気は大敵。
絹は、タンパク質繊維のため、湿度の多い場所や汚れがついたままの保管は、カビの発生や虫食いの原因となる。
[対応策]
 ・除湿剤や防虫剤を使用する。
 ・シーズンオフの保管中もときどきチェックする。

香水等は直接つけない。
香水やヘアスプレー等の付着は、その時はわからなくても、ドライクリーニング後に変色することがある。
[対応策]
・香水は肌に直接つけ、へアスプレーは着用前につける。

摩擦は避ける。
ショルダーバッグや手荷物で擦れると、ホコリがついたように白っぽく見えたり(毛羽立ち)、織糸がずれたり(目寄れ)する。
[対応策]
 ・ゆとりあるサイズを選ぶ。
 ・動作はおしとやかに。

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